車椅子は大き過ぎても、小さ過ぎても、
乗り心地に不快感があるだけではなく、場合により、身体への負担や転倒などの事故に繋がります。
特に自走式車椅子の場合、座面幅が必要以上に広いとハンドリムを回しにくく、
逆に幅が狭いと下半身が側板(サイドボード)の圧迫感を感じます。
座面幅はお尻の横で(両側)指2本ほどが入る約2cmくらいの空間が必要です。
座面奥行はお尻の後ろから膝の裏までの長さに合せ、5~7cmほど、座面から膝がでるようなサイズが良いとされています。
フットサポートの位置は床から5cm以上が理想的です。シートと太ももの隙間は開け過ぎず、密着しすぎないサイズをお選びください。
アームサポートの高さは座る面から90°に曲げた肘の高さを目安に2~3cmの高めが理想的です。
上がりすぎず下がりすぎない高さを選びましょう。※クッション等を敷く時はその厚みを考慮してください。
背もたれは自走できる方は肩甲骨の下端部に触れるくらいの高さがベストです。
介助用ハンドルの高さは介助者の肘が軽く曲がり、力が入れやすい位置がポイントです。一般的に介助者のヘソの高さが目安です。(画像の車椅子は自走式)