福祉用具貸与事業所など福祉に関わる多くの企業では煩雑な提出資料の作成
に日々追われているという。

 

より良い福祉用具を利用者に提供し、適切なアドバイスや経過観察をする事が最も重要な事だと考えるが資料作成の時間が増えれば増える程、そういった時間に割く余裕が失われていくのではないかと考える。

 

最近オープンAIのChatGPTが盛んに取り沙汰されているが、近い将来こういったAIに必要な諸条件を入力すれば資料作成を的確に迅速にしてくれるのではないかと考えた。

しかしそれならば、AIが必要な条件からその方に適切な福祉用具を貸与されるのかどうか判断すれば、そもそも書類作成などは必要なくなるのかもしれない。

AIが発達すると医者はいらなくなるが看護師は必要であり続けるという話を聞いた事がある。予測不能で複雑に絡み合う人間関係が構築する人間としてのあたたかさや慈しみというものをAIが表現できるようになるのはまだまだ先の話なのだと思う。


コンピュータが処理できる領域が広がり、それに大部分を委ね、本来の福祉に
リソースをより多く割く事が出来るようになれば、もしかするとAIが発達して一番恩恵を受けるのは高齢者福祉の分野ではなかろうかと考えている。